トップページ研修受講者の感想(H16.11東京)


2004年11月に東京会場で行った指定研修は8名の方が受講されました。
みなさん非常に熱心で、休み時間もお互いに練習している姿がありました。
感想文も力作が多く、しろがめスタッフとして勉強になることがたくさん書かれていました。 ここではその一部(これでもホンの一部なのです!)をご紹介いたします。

私の問題点、基本姿勢が時々崩れている、私の目が利用者の足元か ら離れる、小さな歩幅で移動がへたであることを指摘されました。気をつけなく てはと思わされています。時々、研修を受けて自己流にならないようにしていき たいと考えています。

ガイドヘルパーの仲間の方にも誘導技術の向上は必要であることを伝え たいです。一度受けたからもう講習は必要ないと考えている方のことが、気にな ります。

講習でお願いしたいと思ったこと。エスカレーターの乗り方につ いて。 利用者がエスカレーターを利用したいことの理由、エスカレーターが設置されて いる現状と現実などから、あの講習内容ではくいちがいが大きすぎます。どうか 更なる研究をなさって、その成果をお伺いできることを、期待しております。

利用者に安心感をもってもらえるようなガイドの仕方の身につけたものを、くり返し研いていかなければいけないと思います。視覚障がい者の行動が少しでもスムーズにゆくように手助けとなればと思います。

実技に入り、仕事としてやるなら「技術は生半可ではダメ!」と言われ、基本動作になっていない場合は、何度もやり直しをさせられました。例えば、階段で爪先が少しでも角から離れていると、キチンと付けるよう指摘されました。
それをビデオに収め、その日の終わりに見せられました。何度も失敗するので恥ずかしくて悔しく思いましたが、「全て基本動作である」と思い当たった後は、一層ファイトが沸きました。

これからヘルパーは様々な制度の見直しの中で、"使える"ヘルパーが求められて きます。信頼される人、質の高い技術を持った人となるために、自分を磨いてい かなくてはならないと思います。「しろがめ」の質の高い研修を受けられ本当に 良かったと思います。これが修了でなく、スタートと思い、日々励んでいきたい と思います。

全てを改善することは3日間ではできなかったが、知識皆無の前半に比べると、より本来の基本動作に近づけたように思う。その証拠に介助練習をしていた相手から「全然恐くなかったよ。脇がしまってて。」と言われた。そ の言葉は、自信にも繋がるし、なによりもっと上達して介助したいと思った。

1週間が過ぎて今、目をつむると、講師の方が立ち止まって足元を見ながら1,2,3とわざわざ指を折って間のとり方を教えてくださった姿がはっきりと思い出せます。一人一人丁寧に丁寧に細かく指導して頂いたことや、学んだことを薄れさせたくない思いから、最近隣に利用者がいるとイメージすることが多くなりました。すると今まで意識しなかったことがたくさん見えてくるようになり、少なからず講習の成果を実感でき、うれしく思う毎日です。

ガイドヘルパーの利用者は、単独歩行できる人も利用する。それは晴眼者がタクシーを利用するみたいなものである。よってその利用目的は、安全性、遠い場所、ストレス減少、効率性、運動の確保、慣れない場所、体調など・・・状況に応じて多様であることをまず学びました。誘導を求める人のニーズを正確に把握してまさにプロ(タクシー)として対応する必要性を痛感し、身の引き締まる思いがしました。


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